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月曜朝に増える「中高年男性」の自殺…調査で「ブルーマンデー」の怖さ浮き彫りに

日本の中高年男性の自殺は月曜朝に多く、失業率が上がると早朝から通勤時間にかけての自殺が増加するーー。こんな研究結果を早稲田大と大阪大の研究グループがまとめた。

これまで自殺がどの時間帯で多く発生するかについての研究は、国内外で実施されていなかったという。結果を受け、早大の上田准教授(政治経済学)は「自殺が増えるタイミングに相談体制を充実させ、見守りを強化することが不可欠」と話している。

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袴田さん再審無罪が確定、事件の刑事責任はもはや追及不可 立ちはだかる「公訴時効」、本当に必要なのか?

1966年に発生した静岡県一家4人殺害事件で死刑が確定した袴田巌さんに言い渡された再審無罪判決について、静岡地検は10月9日、上訴権を放棄し、無罪判決が確定した。

控訴断念を明らかにした検事総長談話によると、「本判決は、その理由中に多くの問題を含む到底承服できないものであり、控訴して上級審の判断を仰ぐべき内容であると思われます」と不満をみせるも、「袴田さんが、結果として相当な長期間にわたり法的地位が不安定な状況に置かれてきたことにも思いを致し(た)」とし、控訴を断念したとしている。

この結果、死刑事件では戦後5件目となる再審無罪が確定したわけだが、事件の真相は依然として不明のままだ。

何より、事件の「公訴時効」はすでに成立している。

現行の刑事訴訟法は、人を死亡させた罪であって法定刑として死刑が定められている犯罪について「公訴時効なし」としているが、事件当時の同法は「公訴時効15年」としていたため、事件の刑事責任を問うことはもはや不可能だ。

刑事裁判で、被害者遺族などの無念をはらす、また真実の解明を果たすことは叶わない。

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嵐・二宮和也さん結婚、「ニノロス」のファン「仕事休みます」は許されるのか?

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天然記念物「奈良のシカ」を蹴飛ばす動画拡散、県に苦情殺到…文化財保護法違反に問われる可能性も

国の天然記念物である「奈良のシカ」を男性が叩いたり、蹴飛ばしながら歩くところを映した動画がネットで拡散し、注目を集めている。

問題の動画は、7月21日にYouTubeで公開されたもので、奈良公園(奈良市)の歩道で撮影されたとみられる。動画では、男性が少なくとも鹿の顔を1回叩き、胴体あたりを2回蹴っている様子が映っていた。

奈良県公園室は弁護士ドットコムニュースの取材に対して、この動画を受けて「非常に不適切な行為」と答えている。「奈良のシカ」を傷つけたり、死なせたりした場合は、文化財保護法違反などに問われる可能性がある。

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「大人の男性を敵に回すのはとても怖かった」 AV違約金訴訟・女性の手記(全文)

アダルトビデオの出演を断った20代の女性が、芸能プロダクションから2460万円もの違約金を請求された裁判で、プロダクション側の請求を棄却する判決が出たことが注目を集めている。

支援団体の「ポルノ被害と性暴力を考える会」(PAPS)が9月29日に開いた記者会見では、判決の内容とともに、女性の「手記」が明らかにされた。手記には、女性が訴える被害の実情や、切実な思いがつづられていた。

手記の全文は、以下の通り(小見出しは編集部が付記)。

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知人宅で「死産」した女性、死体遺棄罪での「逮捕」に正当性はあったのか

死産したとみられる赤ちゃんを自宅マンションに遺棄したとして、母親が警視庁大井署に逮捕(死体遺棄容疑)された事件。逮捕から3日後の12月10日、熊本市の慈恵病院が記者会見を開き「女性は保護されるべきで、逮捕は非常に遺憾」と話した。女性は18日付で、不起訴になったと報じられている。

熊本日日新聞などの報道によると、女性は、慈恵病院が設置する妊娠・出産相談窓口に「友人の家で死産しました」とメールを送っていた。病院側の聞き取りに「親と死別して身寄りがなく、家も仕事もない」と話していたため、同病院が一時保護を目的に警視庁へ事情を伝えたという。

死産であり、女性には遺棄の意図はなかったとみられることから、院長は警察の対応を強く批判している。このような事案で警察はどう動くべきだったのか。対応に問題はなかったのか。中原潤一弁護士に聞いた。

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性加害報道から3年、園子温さんが記者会見「もう一度映画を撮れるようになりたい、という一念で」

映画監督の園子温さんは5月27日、東京丸の内の外国特派員協会で記者会見を開いた。2022年に性加害報道があって以降、「基本的には仕事がぜんぜんできていない」と明かしたうえで、会見開催の理由について「もう一度映画を撮れるようになりたい、という一念でやっています」と述べた。

『愛のむきだし』や『冷たい熱帯魚』などで知られる園さんは、3年前の2022年4月、女性週刊誌で性加害疑惑が報じられた。

園さん側は同年5月、報道について事実と異なる点が多々あるという声明を発表。その後、版元である出版社を提訴したが、インターネット記事を全文削除することで2023年12月に和解したと事務所ホームページで明らかにしていた。

ほかにもツイッター(現X)で「ワークショップで知り合った女優に性的行為を要求していた」という内容を投稿した俳優の松崎悠希さんに対しても、名誉を傷つけられたとして損害賠償を求める裁判を起こしている。

東京地裁は今年5月16日、名誉毀損の成立を認める判決を言い渡したが、園さんはこの日の記者会見中、判決文の一部に不名誉なことがあるとして「控訴を考えています」と話した。また「侮辱罪で刑事告訴しています。彼は書類送検されています」とも明らかにした。

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中国に郵送した「iPhone」途中で消えるケースが増加――賠償してもらえるの?

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浮気してないのに「探偵」に聞き込みされ、周囲との関係悪化…訴えることは可能?

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夫が痴漢で逮捕、妻は「顔も見たくありません」 慰謝料は請求できるのか