この事例の依頼主
女性
相談前の状況
相談者様は駐車場にて駐車中自車の助手席を半分開放し,荷物の整理を行っていたところ駐車してきた相手方車両に衝突され,ドアと車体に挟まれたことで頸椎捻挫等の怪我を負い,むち打ち等の症状に苦しまれていました。相手方契約の保険会社は当初約80万円という非常に低額の損害賠償額を提示し,適正な賠償額をなかなか提示しようとしませんでした。その不誠実な交渉姿勢に不信感を抱いた相談者様が当事務所に相談に訪れました。
解決への流れ
当事務所は、次のように解決させていただきました。まず適正な基準から算定した賠償額を相手方に請求し,交渉を行いましたが相手方はなかなか相手方提示の金額から譲る姿勢を見せませんでした。しかし本件事故において相談者様に全く落ち度がなかったこと等を含め,適正な賠償額の支払を繰り返し主張いたしました。また主婦の方でいらっしゃったため,休業損害額はむち打ち症状では2-3割の損害しか認められないことが多い中,100%の損害額を認めさせることができました。最終的には裁判の相場より高額な金額である当初の保険会社提示額の2倍以上の金額で合意することに成功しました。
賠償額について,実際に算定し得る数字だけで相手方と示談交渉を行うのではなく,相談者様の実情やお気持ちを最大限考慮して相手方に粘り強く適正な賠償額を支払うよう説得を行った上での結果でした。また保険会社との交渉のやり取りの経過を丁寧にご相談者様に適宜報告することで,ご相談者様の意向をしっかりとくみ取ることができました。賠償金の交渉は単なる金銭の問題ではなく,被害に遭われた方の気持ちが少しでも満たされるように弁護士がお力添えできる弁護活動の一環だと考えております。常にご相談者様を第一に考え,綿密なコミュニケーションを忘れずに取り組んでおります。お悩みの方は,ご相談ください。