犯罪・刑事事件の解決事例
#相続人調査 . #遺産分割

遺産分割調停で寄与分の主張が認められた事例

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山脇 将司 弁護士が解決
所属事務所山脇・山内法律事務所
所在地広島県 尾道市

この事例の依頼主

60代 女性

相談前の状況

依頼者は3人兄弟の長女で、被相続人は依頼者の母です。依頼者は母が体調を崩してから、仕事を辞め、ほぼ毎日つきっきりで10年間、被相続人の介護に当たりました。しかし、他の兄弟は娘なんだから当然だといって依頼者の頑張りを正当に評価しようとしませんでした。

解決への流れ

依頼者と相談した上、遺産分割調停を申立て、その中で寄与分の主張を行いました。依頼者は筆まめな人で毎日どのような介護をしたかを日記に記していたため、これを証拠として提出し、依頼者の介護が単なる親族による援助を超えた特別な寄与にあたることを丁寧に主張しました。他の兄弟は調停においては寄与分を認めませんでしたが、その後の審判において審判官(裁判官)が依頼者の寄与を認め、依頼者の相続分は大幅に増額されました。

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山脇 将司 弁護士からのコメント

本件ではたまたま詳細な日記が存在したことから、良い結果を得ることができましたが、寄与分の主張は激しい争点となることが多く、また記録も残らない事が多いため、なかなか認めてもらえません。そのため、父母の介護等をされている方は、介護日誌などを作成しておかれることをお勧めします。