この事例の依頼主
60代 男性
相談前の状況
ドクターヘリで救急搬送されるかなり大きな事故に遭われ,治療中でしたが,保険会社から治療費の支払いを打ち切られ,どう対応すべきか分からないということで相談を受けました。
解決への流れ
保険会社からの治療費の支払いの打切りについては,ほぼ症状固定の時期にきていると考えられたため,特に争わず,健康保険を使って自費にて後遺障害認定に必要な検査を行なうことにしました(ここで支払った分は,後ほど保険会社に請求し,回収しました。)。肩関節の可動域制限があり,健側の2分の1以下に制限されていましたが,この点について他覚的所見を得ることを目指しました。MRIを撮るとともに,著しい関節拘縮がある旨の医師の報告書を取得し,被害者請求を行なって,後遺障害10級が認定されました。この等級を元に,任意保険会社と交渉を行ない,赤本基準のほぼ満額の支払いを受けることができました。
適正な賠償を受けるには,まず適正な後遺障害等級認定を受けることが不可欠です。本件では,被害者請求により,適正な後遺障害等級認定を受けることができたため,適正な賠償を得ることができ,依頼者にも満足していただくことができました。