この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
親御様がお亡くなりになり、相続人はお子様が3名以上いました。遺言があったもののそれが有効なのか無効なのか、遺言に記載のない土地建物を誰がどのように相続するのか、生前の親御様の財産を使い込んだ人がいたのではないか、その他にも多数論点があり、それぞれの方にそれぞれのお考えがありました。一堂に会しますと議論が紛糾し、収拾がつかなくなっている状況でした。
解決への流れ
弁護士(私)が就くことで争点を整理することによって話し合いの素地を作りました。また、情報を隠している(公開しない)相続人の方に粘り強く話しをして情報を開示していただきました。法的視点を取り入れながらもそれぞれの争点について一つ一つ丁寧に話し合いをすることで解決に至りました。私が代理人となってから解決までは約3年かかりました。
相続は相続人みなさまのそれまでの想いが強く現れますので、解決に至るまでは年単位で時間がかかることも珍しくありません。根気がいりますが、話し合いをせずに放置しておくとまた相続が発生してしまい話が複雑化してしまいます。また、ご自身のご家族にも負担がかかってしまう可能性があります。そのため、相続に関する話し合いは早めにトコトン話し合い、結論を出すことを強くお勧めします。