この事例の依頼主
女性
相談前の状況
依頼者(妻)は、相手方(夫)と別居。子どもも社会人になったことから、相手方(夫)と離婚したい。今後、一切関わりたくないので、慰謝料、財産分与もいらない。相手方(夫)と直接話をするのがいやなので相手方(夫)と離婚の交渉をして欲しい。
解決への流れ
(1) 依頼者は、慰謝料、財産分与もいらないと言っていたが、財産分与は正当な権利であることを説明し、離婚と財産分与の請求をすることに納得し、相手方(夫)と交渉。(2) 相手方(夫)は、依頼者と離婚することは、当初考えていなかったようであるが、交渉したところ、離婚に同意。(3) 財産分与、解決金を求めたところ、相手方(夫)も同意。(4) 受任後約1ヶ月で双方署名、捺印して離婚届を提出。財産分与、解決金も十分な額を受け取った。
依頼者(妻)が、離婚を早期にと強く求め、慰謝料、財産分与にこだわっていなかった事案です。相手方(夫)は、本業に失敗し、多額の借金があったためです。しかし、相手方(夫)に借金の整理のためのヒントを与えたところ、離婚に同意し、かつ、借金と資産内容と比較すると余剰があるので、財産分与、解決金を求めたところ、相手方(夫)も残金を使えば再起のチャンスがあると納得し、同意したものです。依頼者が金銭に強くこだわっていなかったこともあり、早期解決できた案件です。