この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
BitTorrent(ビットトレント)を用いて申立人のアダルト動画の著作権を侵害したとして、キャリアより発信者情報開示請求の連絡書面を受け取った親子からのご依頼でした。キャリアとの契約者は父親でありましたので、父親宛に書面が届いたところ、実際にBitTorrent(ビットトレント)を用いた違法アップロードを行っていたのは同居していた息子さんでした。
解決への流れ
BitTorrent(ビットトレント)を用いてアダルト動画を違法にアップロードした場合、権利侵害があること自体を否定することは難しいため、開示請求には「同意」した上で、即日、相手方代理人へ話し合いの連絡を行いました。弊所はBitTorrent(ビットトレント)を用いてアダルト動画を違法にアップロードした案件に対する知見を十二分に有しているため、ご相談時の段階において、ご依頼者様と最終的な和解内容まで詰めた打ち合わせを実施することが可能です。そのため、本件は、ご相談いただいた日に相手方代理人(弁護士)と和解することに成功しました。
BitTorrent(ビットトレント)を用いてアダルト動画を違法にアップロードした案件は、インターネットトラブルの中でも非常に多くご相談を頂く分野です。反面、特殊な分野でもあるため、未だ経験されておられない弁護士も多く、特に地方では対応してもらえる弁護士を探すこと自体に一苦労されておられるご相談者様も多いように感じます。また、本件のように発信者情報開示請求の書面を受け取るのはキャリアの契約者であるご両親で、実際に行為を行ったのは息子さんというケースが多いのも特徴です。発信者情報開示請求は加害者が誰であるかが不明という特性があるため、和解を成立させたとしても、発信者情報開示請求自体は何度も受けてしまう可能性のある紛争類型であるため、弊所では、可能な限り、実際に行為を行った息子さんのみならず、キャリアの契約であるご両親も含めた和解を成立させており、今後の紛争に備えた万全の交渉を行っております。一見すると簡単に対応できる案件に見られがちですが、細かな注意点を踏まえた交渉は必須であるため、相手方との交渉にご不安がある場合には専門家である弁護士に依頼された方が良い分野であると考えます。