犯罪・刑事事件の解決事例
#発信者開示請求

ビットトレントを利用した違法アップロードを解決した事例

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角 学 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人葛飾総合法律事務所
所在地東京都 葛飾区

この事例の依頼主

年齢・性別 非公開

相談前の状況

依頼者は、自宅のパソコンを使用し、ビットトレントというファイル共有ソフトを利用して、映画を違法にアップロードしてしまいました。違法アップロードにより、著作権者側から発信者情報開示請求が行われ、依頼者の住所などの情報が開示されました。その後、著作権者から委任を受けた弁護士から、損害賠償として一定額の金銭を支払うよう求める書面が依頼者のもとに届きました。突然の請求と法的措置を示唆する文面に、依頼者は強い不安を感じ、すぐに家族や知人には相談せず、法律の専門家に依頼することを決意しました。違法アップロードに関する損害賠償請求は、発信者情報が開示された時点で本格的な請求に発展することが多く、放置すると訴訟に至るリスクもあります。

解決への流れ

依頼を受けた弁護士は、まず相手方から届いた損害賠償請求書の内容を詳細に確認し、請求額の妥当性や法的根拠について慎重に精査しました。その上で、依頼者の状況や違法アップロードの実態を踏まえた交渉方針を定め、相手方弁護士との話し合いを開始しました。交渉においては、依頼者が請求を真摯に受け止めていること、今後同様の行為を行わない旨を伝えつつ、相手方に対して誠実に対応を行いました。その結果、訴訟に発展することなく、双方が納得できる条件で無事に和解することができました。依頼者は、弁護士に交渉窓口を一任したことで、相手方との直接のやり取りによる精神的負担から解放され、安心して日常生活を送ることができました。

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角 学 弁護士からのコメント

今回は、訴訟前の段階でご相談いただけたことが、早期解決につながったといえます。違法アップロードによる損害賠償請求は、放置すれば訴訟に発展し、より大きな負担を強いられる可能性もあります。また、相手方弁護士からの連絡は、依頼者にとって非常に強いプレッシャーとなるものです。しかし、弁護士が窓口となることで、直接のやり取りから解放され、平穏な生活を取り戻すことが可能となります。これも、弁護士に依頼する大きなメリットの一つです。著作権侵害を理由とした請求を受けた際は、早い段階で専門家に相談することが、依頼者にとって最も負担を抑える対応となりますので、ぜひ速やかなご相談をおすすめします。