この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
依頼者様ご自身で、過去に数回調停をされていたが、相手方からの不当な金銭請求に晒されており、調停委員も相手方に与するような言動をしていた状況であった。このまま調停を続けたほうがいいのか、請求は妥当なのかを知りたいということで、私に相談されました。
解決への流れ
これは不当な請求であると判断し、即受任しました。次回の調停から参加し、書面にて相手方請求の不当性を指摘。調停員も裁判官もこちらの主張を妥当と認め、次回でこちら側の提案どおりの調停条項で妥結することに。過去の婚姻費用の支払いはなくなり、養育費も算定表通りの金額で、非常に妥当な解決となった。財産分与も原則どおりの半分の分与となり、さらに相手が別居時持ち出した車などのローンも、離婚後は相手が支払うようにするなどの結果となった。
明らかに不当・過大な請求にも関わらず、調停委員がそれを指摘せず、相手の主張どおりになる危険性が非常に高い事案であった。代理人として私がついて、書面一通と一回の調停で、一気に依頼者様よりの調停となり、そのまますぐに解決した。離婚調停における代理人の重要性を痛感した事案です。