この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
相談者は、会社から「給料を払い過ぎていたためお金を返して欲しい」と言われている、どうしたらよいか?と相談に来られました。相談をお聞きしたところ、会社から請求されているお金は払わないといけないように思われるものでしたが、残業代が発生しているように思いました。そこで、残業代を請求することにしました。
解決への流れ
会社に残業代を請求する書類を送ったところ、2週間くらいでタイムカードが送られてきました。また、会社が計算した残業代が書かれた書類も送られてきました。私は、タイムカードに記載された出退勤の時間をもとに法律の定めにしたがって残業代を計算しました。そうしたところ、本当の残業代は会社が計算した残業代よりも多いことが分かりました。そのことを会社に連絡したところ、こちらが計算し請求した残業代とほとんど変わらない金額を払ってもらう合意をすることになりました。請求してから1ヶ月もたたないうちに合意に至れました。結局、請求できた残業代から会社に払わないといけないお金を差し引いても十分な余りがでました。
残業代の計算には様々なルールがあり、法律に従って正確に計算することは、実は、難しいです。私は、細かなルールまで気を配り、相談者の方の利益が一番大きくなるように検討することを心がけています。この事例は、その検討によって支払額が増えた事案でした。