この事例の依頼主
20代 男性
相談前の状況
会社員として働く主人が、通勤中に電車内で女性に対して痴漢をし、迷惑防止条例違反でそのまま現行犯逮捕されてしまいました。身内の初めての逮捕に、どうすればよいのか戸惑いました。このまま前科がついてしまうのか、会社にばれて解雇されるのか、不安でした。
解決への流れ
速やかに準抗告を申し立て、無事、釈放されました。その後、弁護士を通じて被害者の方に謝罪を尽くした結果、謝罪金30万円の示談が成立し、被害届を取り下げてもらいました。その結果、不起訴に終わりました。会社にも知られず、無事、生活を取り戻せました。
まず、逮捕を阻止こととが最も重要です。痴漢事件では冤罪も多く、身柄が拘束されるとそのまま手続に従って有罪判決を受けかねません。逮捕された場合、身柄の釈放が最も重要な活動になります。長期間勾留されると職場への説明がつかなくなり、退職を余儀なくされることがあります。また、痴漢事件の場合、前科がつくことを阻止するには、被害者への謝罪と賠償を尽くすことが最も重要です。事件後、ご主人は事件のことを職場に知られることもなく、前科がつくこともなく、日常生活を取り戻されました。