この事例の依頼主
20代 女性
相談前の状況
依頼者は、窃盗を繰り返し、懲役刑の執行猶予判決を受けながら、さらに窃盗を犯して逮捕・勾留された。摂食障害に窃盗症を併発していることが疑われた。
解決への流れ
保釈獲得後、窃盗症の専門病院に入院して治療を受け、その成果を立証した。被害店舗には誠意をもって謝罪し、入院中も治療経過を報告する謝罪の手紙を書き続けた。その成果あって、示談書のほかに嘆願書を書いてもらうことができた。被告人質問は丹念に練習し、ほぼ満点の出来だった。結果は再度の執行猶予だった。
執行猶予中の再犯だと、実刑になるとあきらめがちであるが、絶対に再度の執行猶予を得るのだという強い意思と希望が実を結んだ事案である。あきらめてはならないということを痛感した。